梅雨が来ると、部屋の中がジメジメして不快になりイヤですね。
何か対策をしないと不快なだけでなくカビが生えたりと困ったことが出てきます。
体にも良くないので、湿気対策を早めにしていきましょう。
梅雨の時期の湿気対策。部屋の中は何をすればいい?
まずはどんなところに湿気が溜まりやすいか。
どのあたりを気を付けていかなければならないか見ていきましょう。
室内のチェックポイント
・部屋に洗濯物を干していませんか
・食事の用意をする時は換気扇をまわしていますか
・入浴後は換気扇をまわすか窓を開けていますか
部屋に湿気が流れてこないように扉はきちんと閉めていますか
残り湯がある場合風呂のふたをきちんと閉めていますか
・押し入れや下駄箱を閉めっぱなしにしていませんか
・脱いだばかりの靴や起きた後すぐの布団をしまっていませんか
・押入やクローゼットは隙間がないくらいめいっぱい収納していませんか
・下駄箱や押入に除湿シートや新聞紙を敷いていますか
・畳の上にラグなど敷物を敷いていませんか
・部屋に観葉植物は置いていませんか
上記のポイントを確認してみてくださいね。
見てみると部屋の中の湿気を外に出したり、入ってこないようにしたりして湿気を少なくすることが大事ですね。
風が通るようにするのが最初にやるべきことかなと思います。
通気性の悪い部屋なら、換気扇や扇風機を使って強制的に空気を循環させるようにするといいと思います。
ではどのような対策ができるか見てみます。
風の通り
部屋の中の対角線上にある窓を開けて風を通すようにします。
部屋に窓が1か所しかないなら窓の他にドアを開けます。
2か所あれば通りますので大丈夫ですよ。
窓を開ける時は、風の入り口を小さく開けて、出口を大きく開けると風の勢いが増してよく通ります。
特に寝室は朝起きたら窓を開けてすぐに換気してくださいね。
また風の通り道となる部分に家具を置いていると遮られて風が抜けないので、ソファーなどは風の流れに平行になるように置いて窓付近を空けるようにします。
玄関ドアを開けると風が良く通るなら玄関ドア用の網戸を取り付けると良いと思います。
扇風機を窓の風上に置いて風下に向けて回すと風が良く通りますよ。
夏の暑い日に家に帰った時、素早く熱気を逃がす時にも使える方法です。
湿気がこもりがちなところは隙間程度でも開けて風の通り道を作ることが大事です。
特に気を付けたい部分についても見てみます。
押入れ・クローゼット
押し入れに入れてある布団は入梅前の晴れた日に干して日光消毒、乾燥させてください。
押入も両側を少し開けて片方から扇風機の風を送るようにします。
押入はすのこを底面だけでなく奥と左右にも立てればさらに風が通るようになります。
さらにすのこと壁の間に新聞紙を敷けば吸湿効果が期待できますのでお試しくださいね。
クローゼット内は洋服密度を減らして、晴れた日には風を通しましょう。
ウールの衣類は要注意です。
浴室
最後の人がお風呂を出る時に床や壁の水滴を拭いてから出るようにします。
キッチン
お湯を沸かしたり、鍋で煮物などをしたりする際はかならず換気扇をまわしましょう。
食事の支度時はずっと換気扇をまわしていてもいいと思います。
その際、キッチンだけ閉め切れるなら他の部屋に湿気がいかないように閉めて換気扇をまわすようにするといいでしょう。
電子レンジでできる加熱などは積極的に電子レンジを使うようにしましょう。
忘れがちなところ
・玄関の傘立ての中…水がたまっていれば水洗いして干しましょう。
・下駄箱…革靴などをチェックしましょう。晴れた日に陰干しを。下駄箱自体も泥汚れをふき取り風通しをした後消毒用エタノールで清拭しましょう。
・洗面所…歯ブラシ立ての中にも雑菌が。水洗いしましょう。
・リビング…カーテンの裏側をチェックしましょう。結露は冬以外でも起こります。結露した窓にペタッと貼りついたカーテンに注意しましょう。
・植木鉢のカバーをチェックしましょう。
・ドライフラワーはカビの温床です。吊るしっぱなしでほこりもたまっているかもしれないのでこの際処分しましょう。
・トイレ…便器ブラシ立ての中。洗ったら消毒用アルコールをたっぷり噴射しておきましょう。
・寝室…マットレスの裏側をチェックしてください。万年床状態の人は要注意です。晴れた日に干したり風を当てて乾かしましょう。
梅雨の除湿の対策は?(除湿機以外)
除湿機があればいいですが、ない場合もあります。除湿機以外で除湿できる方法にはどのような方法があるでしょうか。
・重曹をコップなどに入れてガーゼをかぶせてこぼれないように輪ゴムなどでとめ、それを部屋や玄関などに置く方法があります。
部屋に置くのなら見栄え良くするために輪ゴムの上にリボンなどを巻いてみたり、アロマオイルを数滴たらすといい香りの芳香剤にもなります。
・収納内部には新聞紙を敷く方法があります。
新聞紙はとても重宝するものなので全部処分しないでストックしておくといいでしょう。
時々チェックしてしんなりしていたら取り換えるようにしましょう。
・洗濯用粉末洗剤は今では使うご家庭が減ってきていると思いますが、あるなら箱の封をしてある薄い紙をはがしこぼさないように押入などに置きます。
洗剤は湿気を吸って固まってもその後洗濯に使えます。
・部屋に竹炭を置く方法があります。
除湿と消臭の効果があるので玄関に置くといいでしょう。
玄関は来客が最初に見る場所なので籐カゴなどに入れて見栄えもよくするようにしましょう。
天日干し、煮沸し乾燥させることで半永久的に使えます。
梅雨の時期の部屋のカビ対策は?
カビが生えやすいところは梅雨の時期は念入りにチェックしてみましょう。
浴室…最後の人が出る時に熱いお湯で洗い流し、その後冷水をかけて室温を下げるようにすれば水蒸気を防ぎ、またカビの発生も防ぐことができます。
忘れがちなところで、浴室ドアのパッキンがあります。40℃くらいのお湯でパッキンをあたため塩素系漂白剤を浸したペーパーを貼り付け30分ほど放置します。
その後ペーパーをはがし洗い流します。
排水溝には抜け毛をためないようにします。
目地に生えたカビは重曹をかけ歯ブラシでこすり落とすといいでしょう。
洗濯機…洗濯槽内に多量のカビが生える梅雨時期は、ひと月に一度の割合で洗濯槽のお手入れをしましょう。
洗濯をしない時間帯はふたを開けて乾燥させましょう。
脱衣カゴ代わりに脱いだ洗濯物を入れっぱなしにすることもカビの原因になりますので気をつけましょう。
洗面所…足ふきマットは敷きっぱなしにしないでこまめに洗濯、乾燥させましょう。
キッチン…キッチンで一番カビが見られるのは冷蔵庫です。
食材の垂れ汚れや手あか、カビは消毒用エタノールで掃除できます。
布などではなくキッチンペーパーに染み込ませて汚れをふき取り使い捨てます。
エタノールは揮発性が高くカビなどの菌や一部のウイルスを強力に殺し、また再発の予防効果も高いので食中毒予防にもなります。
入梅前に庫内のチェック、掃除をしておきましょう。
食品を出して掃除する場合はクーラーボックスなどに必ず移しましょう。
押入や下駄箱、クローゼット、また各部屋の扉…全部開け放し、換気扇を回します。
換気扇が届かないところは扇風機を回すようにします。
もしカビができてしまったら…
押し入れや納戸などの緑色のカビは消毒用アルコールでふき取ってください。
水ぶきは厳禁です。
押入の布団などは隙間が出来るくらいの量を目安にしてください。
まとめ
この時期は雨の日が多いので出かけないで家にいることが多くなりますよね。
そうなると家の中の湿気がより気になるものです。
少しでも家で過ごす時間が快適になるように出来ることからお試しくださいね。
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