会社では御中元の季節になると贈る商品選びから始まり、そのほか、いろいろな場面で悩むことが出てきます。
商品選びは社長をはじめ上の者が決めることが多いと思いますが、準備をするのは事務の人などですね。
初めてだったり慣れてなかったり、わからないことが多いものですが、贈り先に失礼がないように、また会社の恥にならないように知っておいた方がいいことがあります。
ここではのしのことについて書いてみます。
御中元ののしの会社名はどのように書くのか?
御中元の商品を注文すると、その品物が届いた中に個数分の熨斗紙が入ってくると思います。
水引の上側には御中元と印刷してあると思います。
そして下は空白になっていると思います。
その部分に会社名を入れますが、そこで迷ったりしませんか?
会社名だけでいいのか、代表者の名前を入れるのか、株式会社は㈱でもいいのか…等々。
誰からのお中元かわかればいい、と言ってしまえばそこまでですが、一応正式なマナーを知っておきたいですよね。
会社として贈りますが名前は代表者の名前を真ん中に書き、会社名はその右側に少し小さめに書きます。
代表者の上には代表取締役などの役職を少し小さめに書きます。
㈱を使うのはどうでしょう。
会社名が長くて株式会社と書ききれないので㈱を使おうなどと思った場合、2行にしてもいいので、㈱ではなくきちんと株式会社と書いた方がいいと思います。
バランスを見て決めてくださいね。
文字に自信がない場合は、スタンプでも印刷でもいいと思います。
文字の色は必ず黒を使うようにしてください。黒以外の色は失礼になるので使いません。実際見たことないです。
ちなみに、宅配で贈る場合は送り状に名前が入っているのでのしには名前を書かない場合が多いです。
直接贈り先へ届くように手配する場合はメーカー直送になる場合などもあるので、名入れができないことがあります。
入れてもらえるなら入れてもらった方がいいでしょう。
贈り先で他にもたくさんお中元が届く場合はどこからか分からなくなってしまうことがあります。書いた方が丁寧でしょう。
御中元ののしで短冊のしを使ってもいい?
今では簡略化されているので、短冊のしでも問題ありません。
本来の掛け紙の方が丁寧ではありますが、品物の大きさや形状でどちらにするか決めていいと思います。
もしも大きな箱の商品を選んだ場合、掛け紙が裏までまわらず正面の真ん中にポツンと貼られるのではなんだかバランスが悪くて格好悪いです。
それなら短冊のしでいいと思います。
短冊のしを右上に貼ればOKです。
また箱ではない変形のものは短冊のしの方が貼りやすいかもしれません。
そんな時も臨機応変に考えればいいと思います。
貼る時は掛け紙であれば裏側や横にテープで留めても目立たないのでいいのですが、短冊のしの場合は正面なので、できれば糊や両面テープを使って見た目がきれいな方がいいと思います。
テープが見えていては格好悪いですよね。
お中元ののしは内のし?外のし?
配送されてくるお中元は内のしになっているものがほとんどですね。
配送伝票に「お中元」と書かれてますし、包みから透けていたりもするので内のしでもわかります。
宅急便などではお中元時期は数が多くトラックにたくさん載せているので、汚れや破損を防ぐため、またのしが破れないようにするために内のしなんですね。
外側をくるんでいるんですね。
本来の内のし、外のしはどのように使い分けるかというと、、、
以前自分が贈り物をした時に、「内のしと外のしどちらになさいますか?」と聞かれて、使い分け方がわからなかったのでお店の方に聞いたことがあります。
内のしは内祝いなどの控えめにしたい時に使うということです。
外のしはパッと見て目的がわかるものに使うのだそうです。まさに今回のお中元の時などはこちらの外のしがいいでしょう。
控えめにする必要がありませんからね。
先ほどの配送の時は内のしになると書きましたが、手渡しの場合には、何を持ってきてくれたのかがすぐわかる外のしにするといいでしょう。
まとめ
贈る時のマナーは念のために正式な方法を知っておいて損にはなりません。
それが絶対ではないです。
状況により臨機応変に変えても間違いではありませんので四角四面に考えなくても大丈夫だと思います。
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