歯医者さんは至るところにあり、どのように選んだらいいのか難しいところですね。
選ぶときは、
・周りの人の評判
・家から近いなどの行きやすさ
・ホームページや広告などで探す
などでしょうか。
事前にできることは、上記にあげたような評判や立地から、その歯医者のホームページなどを見て
治療方法や治療方針など、自分の求めている歯医者かどうか判断することくらいです。
歯医者の探し方はなかなか難しいものです
私は最初に歯周病と診断されてから5件めでいい歯医者に巡り合えました。
今もその歯医者に定期的に通院しています。
その5件の経緯は、、、
①初めて歯周病と診断された地元の歯医者
こちらはホームページなどもなく、また歯周病専門ではなかったのですが、ただ詰め物が取れただけだったので、家と会社の間にあり時間も遅くまでやっていて仕事帰りに寄れるという理由と、会社の人が行ったことがある歯医者、ということで行ってみた歯医者でした。
そこで初めて歯周病と診断されました。
そして驚いたことに「このままでは10年後、あなたの歯は全部抜けてもおかしくないですよ」と言われました。
驚きましたが、歯周病専門医ではなかったので、歯磨き指導や歯周病のことを説明してもらっただけで終わり、そのまま行かなくなりました。
そんなに深刻に考えていなかったです。
②同じく地元の歯医者。こちらは先生がひとりでやっている歯医者
なんだか奥歯が浮いてるような感じがしてきて、しっかり噛めないため、歯医者を探しました。
最初のところは可もなく不可もなく…なんとなく次は行かなくてもいいかなと思う歯医者でした。
やはりこちらも知り合いが通っていたのでなんとなく。
ホームページを見ると、設備も整っていて、しっかりした印象でした。
ただ、まだこの頃は歯周病に重きを置いて考えてなかったので、歯周病専門ではなかったことを後になって気づきました。
こちらは先生がひとりでやっていて、ちょこちょこと診てくださるだけで、あとは衛生士さんの定期的なクリーニングだけ。
最初に浮いた感じの奥歯は抜かれて、インプラントの小冊子を渡されました。
特に熱心な説明はなく、きっと抜いたからそこにインプラントを入れたら?ということだったのでしょう。
聞けば答えてくれたのかもしれませんが、インプラントって手術だって聞いたことがあるし、高そうだな…と思って、そのままでした。
この歯医者では電動歯ブラシを勧められました。
手磨きよりは効果的だからと言われ使い始めました。
ここではだいぶ長く何年も通ってクリーニングだけをしてきましたが、ふと、このまま定期的にクリーニングするだけでいいのだろうか?と思うようになりました。
また、先生は質問したことに的確に答えてくれませんでした。
③電車で2時間弱の多少大きめな歯医者
②の歯医者で歯周病以外の歯の問題で的確な答えをもらえなかったので、その問題だけを解決したいと思い、友人に勧められて遠いけれどこちらの歯医者へ行ってみました。
①、②の歯医者と違って、規模も大きく、先生もたくさんいらっしゃって、私の歯の問題も検査や診断や説明がしっかりしていて、治すことができました。
とてもいい歯医者だと思ったので、そのまま歯周病の治療をお願いしたいと伝えましたが、私の歯の状態がだいぶ悪いので、勤めながら2時間近くかけて頻繁に通うのは難しいだろうという理由でお断りされてしまいました。
その代わりにいくつかの歯医者を紹介できますと言われたので、その中から電車で一本で行ける都内の歯医者を紹介していただきました。
④都内の一等地にあり、先生は本など出版されているとてもレベルが高そうな歯医者
ホテルのロビーのような待合室が立派すぎて緊張してしまうような高級感あふれる歯医者でした。
これまでの歯周病の検査と同じように調べてもらい、後日治療計画や費用について提示されました。
状態は重度の歯周病。5段階の5。最悪でした。
内容はインプラント4本、固定3か所、再生治療4か所。費用はトータル260万円!
もう聞いている間に、無理だわーと心の中ではお手上げ状態でした。
別の治療方法も提案されましたが、それは全部の歯を抜くという方法。
歯がなければ歯周病もないから、と。
こんなこと考えてもいなかったし、そんなショッキングなこと簡単に受け入れられるはずもなく…。
デンタルローンのパンフレットと共に受け取りましたが、後日丁重にお断りのお電話を入れました。
どう考えても絶対無理!としか思えませんでした。
⑤地元の歯医者~現在通っている相性の良い歯医者!
さーて、これからどうしよう、と思っている矢先、歯ぐきが腫れて早急にどこかにかからないといけなくなり、インターネットで近くの歯医者を探しました。
今度はきちんと探さなきゃと思い歯周病の治療がしてもらえるところを探しました。
近くて仕事帰りの時間にも行けて良さそう!というところが目に留まりました。
歯ぐきが痛いので、そんなにじっくりは検討できなかったけれど、とにかく今度こそは、と祈る気持ちで行ってみました。
こちらは最初に歯周病について説明をきちんとしてくれる歯医者でした。
例えばインプラントが私の場合にはふさわしくないとか。
(土台がしっかりしていないところにインプラントは私の場合は無理だと言われました。
インプラントにした部分だけがしっかりすると、他の弱い歯への力のかかり具合がバランスが悪くなるということでした。)
また、すべての歯を全部残す方針でいきます、と力強くおっしゃってくださいました。
治療に入る前のこのあたりで不安はなくなり、ここを信じて歯周病を治そう!と思いました。
担当の衛生士さんは一本たりとも抜かずに今ある歯を全部残しましょう。親知らずでさえも!と言ってくださいました。
ここで私はしっかりと歯周病の治療ができ、今は定期的にメンテナンスに通っています。
ここが私にとってのベストな歯医者でした。
近くにこんなにいい歯周病の歯医者があったのか、とうれしくなりました。
歯周病の歯医者選びのポイントは?
きっとどこも悪い歯医者ではないのだと思います。
その人にとって治療方針や、先生、衛生士さんと相性がいいかどうか。
また設備なども必要なものがその人にとってあるかどうか。
よく調べてみて決めるといいでしょう。
私の歯医者選びはだいぶ回り道をしました。
②番の歯医者の時、このままでいいのだろうかと思いながらも、ほかの歯医者を真剣に調べず、そのままなんとなく通ったせいで歯周病を進行させてしまったことをとても後悔しています。
毎回クリーニングだけでなく、定期的に先生の診断やアドバイスがあれば、ここまで悪くなる前に食い止められたのではないかと思っています。
不安なら、もっと早く別の医者を探すべきだったと思いました。
早ければもっと今の状態が違っていたかもしれないのに。
なので、歯医者を選ぶときは、
・人の勧めや口コミだけで判断しない。
・ホームページなどで治療内容などをよく読む。
またそうして選んだ医者に行ってみて、
・説明をきちんとしてくれるかどうか。
・質問したことにきちんと答えてくれるかどうか。
・不安がないかどうか、信用できるかどうか。
など、早めに見極められるといいですね。
まとめ
不安に思ったら途中で医者を変える勇気も必要だと思いました。
どこを選んだとしても、行ってみないことには、自分に良いかどうかはわからないものです。
最後は自分の信じられる気持ち次第かなと思います。
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