メルカゾールを飲み始めてひと月半くらい経ったある朝、顔を洗おうと洗面所に行ったらまぶたが腫れて人相の悪い顔つきがそこにありました。
これはバセドウ眼症の症状じゃないか?私にも症状が出てしまったのか、、、とショックを受けました。
バセドウ眼症になったのかも?まぶたの腫れが気になりました
バセドウ病になった当初、どんな病気なのかまだよく知らない頃、、、
そんな私でもわかっていたのは目が出る病気だと言われていることでした。
でもバセドウ病になった皆が皆、バセドウ眼症の症状が出るわけではないので気になってネットでちょこっと調べたりするくらいでした。
・目が出る
・びっくりしたような目になる
・まぶたが腫れる
・目の奥の方が痛くなる
・物が二重に見える
・眼の奥の方が重く感じる
・視力が低下する
等々。。。
目の奥が痛んだり、重く感じたり、ということは日常的に、頭痛と共にバセドウ病になる前からよくあった症状ですが、このバセドウ眼症と関係していたのかどうかはわかりません。
予防できるものではないということも知ったので、何かできるわけでもなくやきもきしていました。
始まりは、メルカゾールを服用してひと月半くらい経った頃でした。
薬も効いてきてこのままよくなってくれればいいなと思っていたある朝、起きて鏡を見て
「えっ!?なんでこんな腫れぼったくなってるの?」
と思うとともに、これはバセドウ眼症ってやつかも…私にも症状が出たんだと思いました。
昨日、水分摂りすぎてむくんだかな…とか普段なら思うかもしれないけれど、この時ばかりはバセドウ眼症しか思い浮かびませんでした。
バセドウ病とバセドウ眼症は別々のものと考えるべきだそうです。
バセドウ病になったからバセドウ眼症になるというわけでもなく、バセドウ眼症だけなる人がいたり、バセドウ病よりバセドウ眼症が先に起こる人もいたりとさまざまで、バセドウ病を診てもらっている医者とは別に眼科にかかった方がいいようです。
私の場合も、定期的に行っている医者で話してみても、特にアドバイスもなく、
「眼科に行った方がいいでしょうか」
「はい、気になるようでしたらそうしてみてくださいね」
という感じでした。
最初の症状が出た日から悪化することはなく、毎朝同じような感じでした。
時間と共にだんだん落ち着いてきます。
朝より夕方の方がすっきりします。
私の場合は、下まぶたの腫れが見られました。
大体症状が出る人は上まぶたも腫れると思います。
私の場合は、どういう訳か下まぶただけぷくっと腫れてしまいました。
これは涙袋とは違うのでちょっと違和感があります。
ファンデーションで隠そうと思いましたが、クマとは違いますので光の影が出来てしまい隠すことはできません。
唯一、マスクをすることで、目の下ギリギリまで隠すようにすれば、周りからは気付かれません。
季節もマスクをしていて違和感のない頃でしたので助かりました。
普段でも、起きた直後はむくんでいる感じがあっても、午後になるとだんだんすっきりしてくるようなこともありますので、様子をみようかな、とも思いましたが、治療をするなら症状が落ち着いてしまってからでは遅いらしいので、やはり早めに神経眼科を探して行くことにしました。
行ってみると、視力の検査や眼圧の検査など普通に眼科に行ったときと同じような検査の他に、先生の診断がありました。
どうやら私は行くのが早過ぎたようでした。
まだ何とも言えないけど、まずはレントゲンを撮ってみましょうと言われ、後日MRIを撮りました。
その結果、
「確かに目の奥側に甲状腺による症状が少し出ていますね」
ということでした。
「でもそれほどではないので、ステロイドは敢えて使うこともないでしょう」と。
肝臓などに出る副作用も怖いので、炎症を抑える目薬を差して様子を見ることになりました。
2~3か月、目薬で様子をみましたがその間特に変化もなく、眼科の先生曰く、それほど深刻にならなくてもよさそうだということでした。
症状が出始めてから半年くらいは状態が変わるので気を付けてみて、ということでした。
バセドウ眼症の予防の方法は?
なってしまったものはどうにもできないのですが、予防方法を調べてみると悪いのはストレス、睡眠不足、タバコの3つだそうです。
タバコは吸わないので私は大丈夫です。これはとても影響があるようで、吸う人は吸わない人より高い確率で病気になるようです。
怖かったので、タバコを吸う人のそばにも近寄らないようになりました。
副流煙も影響ありそうに思ったので。
ストレスは、う~ん、なくすことなんてできないものなので溜めないようにうまく付き合っていくしかありません。
睡眠不足、これだけは自分でコントロールできます。
と言ってはみたものの、なかなか6時間以上寝ることができずにいます(^^;
風邪をひかない、熱を出さないなど、体調をいつも良い状態にしておくことが大切です。
眼科の先生がコンタクトを変更してみたら?とおっしゃいました
目薬で、ステロイドなどを使った治療は必要ないくらいの軽い状態で治まりましたが、気になるようなら、コンタクトレンズをハードからソフトに変えてみてはいかがですか、と提案がありました。
ハードコンタクトレンズは外す時にまぶたのあたりを指で引っ張って外すので、その皮膚を引っ張る動作が日常的に行われることでまぶたがたるみ、見た目に影響しているのかもしれない、ということでした。
え、そんなことで?と最初は思ったのですが、私はそれほどの症状ではなかったので、これ以上眼科でできることはないということだったのかもしれません。
たまたま、毎回診察の前の検眼で、視力が片方だけ極端に落ちていると言われたので、だったらこれを機にソフトに変えてみようかなというきっかけになりました。
これで少し外見が自分自身で納得できれば、心持ちも違ってくるのかも、とささやかな期待を持てました。
軽い症状の方には、こんな意外なことも考えられますよ、ということをお伝えしたかったので^^
実際には、その後ソフトコンタクトレンズに変えてみましたが、結局3か月でハードに戻しました。
使い勝手の問題です。
30年ハードコンタクトレンズと共に生きて来ましたから。
まとめ
治療をする時期の見極めがとても難しいのがこのバセドウ眼症だということです。
先生曰く、早すぎても遅すぎても、とても治療が難しいものだということでした。
更には治療をしても思うように効果が出ないことも多いそうです。
判断が難しいので、気になったら眼科の先生にまずは相談することをお勧めします。
コンタクトレンズをハードからソフトに変更。装着感の比較や特徴は。
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