せっかく歯周病の治療が成功し、菌が減ったとしてもこれで終わりではありません。
重点を置くのは、毎日の自宅での歯磨きです。
自分でできる1番の予防になります。
そこに、歯医者でのメンテナンス、クリーニングを併せて行うことで歯の状態を保っていけるようにしていくことが重要です。
歯周病の予防はクリーニングとメンテナンス
治療してもそのままにしていては、また状態が悪くなってしまいます。
自宅での歯磨きの他に、治療後の歯医者でのフォローのやり方として、私の場合は3つの方法を勧められました。
①4か月ごとにクリーニング(保険診療)
②2ヶ月または1か月ごとのクリーニング 8千円くらい(保険外診療)
③2ヶ月または1か月ごとのクリーニング+細菌やウィルスを除去すると言われている機能水を使ったクリーニング 1万円くらい(保険外診療)
②や③のプロによる歯のクリーニングはPMTCと言われています。
P…プロフェッショナル
M…メカニカル
T…トゥース
C…クリーニング
の略です。
これだけでだいたい想像できますね。
簡単に言うと、プロによる専用の器械での歯のクリーニングということになります。
歯と歯の周りにはバイオフィルムと呼ばれる細菌が作った膜ができます。
これは通常のブラッシングではなかなか取れません。
このPMTCならバイオフィルムを専用の器械を使って取り除くことができます。
私としては保険が利く①がよかったのですが、重度の歯周病だったため、②か③を勧められました。
でもよく考えればそのくらいの方が安心ですね。
何か変化があってもすぐ気づいて対応してもらえるから。
4か月も空くとなるとやっぱりちょっと心配です。
しかも保険が利かないということは、それだけお金をかけてしっかりとしたメンテナンスだということになるので、まずは②か③でお願いしようと思いました。
まずはやってみて、経過を見ながら、方針を変えることも可能ですよ、と言われたので最初は②にしてみました。
これでも心配なら、まずい消毒の水を使った③でやった方がいいし、大丈夫そうなら、4か月ごとにしてもらってもいいですしね。
今現在、そのまま②の2ヶ月ごとにしています。
2ヶ月ごとに歯磨きの状態をチェックされます。
なかなか褒めてもらえることはなく、磨きにくいところなどどこかしら汚れが落ち切れてなく、衛生士さんに指摘されます。
なかなか4か月ごとには変えられなさそうです。
歯医者さんにやってもらう歯のクリーニング
このPMTCとはどのようなことをするのか説明します。
このPMTCは衛生士さんが行います。
①歯磨きでブラッシングできていないところや磨きにくいところをチェックします。
まず初めに染め出し液で普段の歯磨きの様子をチェックされることもあります。
それにより磨きにくいところはブラッシング指導なども受けながら、次からは磨き残し部分ができないようにしていきます。
また、ぐらつきがないかどうかなども併せて口の中全体を見ていきます。
②汚れや歯石などがあれば取り除きます。
③歯の表面や歯の間に研磨ペーストを塗ります。
④表面の汚れを柔らかいゴム製の器具で磨いて落としていきます。
⑤歯間ブラシで同じように歯と歯の隙間を丁寧に磨いていきます。
時々、歯ブラシで1本1本磨いてもらうこともあります。
とても丁寧に磨くのでいつも30分以上はかかっていると思います。
ずっと口を開けているのがちょっと辛いかなということはありますが、隅々まできれいになるので終わった後はすっきり爽快です!
痛いことは全然ないので、眠くなってしまうこともあるくらいです。
このPMTCは歯周病だけでなく虫歯予防にもなるとのことです。
ちょっと金額は高いですが、私のように重度の歯周病だった人などには、治療後のメンテナンスのためにやった方がいいのではないかなと思います。
まとめ
私はこのメンテナンスをしてもうすぐ3年になります。
定期的に通って点検・クリーニングをしてもらった方が安心なので、この先もずーっとこの歯医者でメンテナンスをしていただこうと思っています。
治療して歯周病を退治したので、もう悪くなりたくありません。
あとはこのまま老後まで、なるべく現状維持で行きたいと思っています。
コメント