私は比較的早くこの病気がみつかったので、おそらく軽い方なんだと思います。
まずは多くの人が最初に試す治療である薬物療法をやりました。
薬を飲むだけのことなので、治療という感じが全くしなく、ついうっかり飲み忘れそうになるほどでした。
バセドウ病の治療方法。私は薬を飲みました。
バセドウ病の治療方法は3つあります。
薬物療法・放射線治療・手術です。
私は一般的な甲状腺ホルモンの数値を下げる薬を出されました。
たいがい皆さんこの薬から試すようです。
この病気をした人でなければあまり聞いたことのないメルカゾールという薬です。
この病気になった人は絶対聞いたことあるなじみの薬です。
先生はこの3つの治療方法については何も言わず、メルカゾールを飲むように言いました。
きっと喉も腫れていないし、症状が出るまでが短かったので、まずは薬を、というお考えだったのでしょう。
チウラジールという薬もあるようですが私はメルカゾールを服用しました。メルカゾールの方が強いようです。
朝食後、メルカゾール錠5mgをたった1錠飲むだけでした。簡単です。
最初の2ヶ月は2週間ごとに薬を出され、飲み終わる頃、その都度診察に行き、血液検査をしました。
最初の頃は血液検査の数値がバラバラで赤い字ばかりが印字されていました。
その後、少し数値が戻ってきたので、続いて1か月ごとになりそれが半年続きました。
血液検査は2ヶ月に1回になり、数値も徐々に正常に戻ってきました。
この頃には最初の頃の疲れほどではなくなってきて、生活も少し楽になってきたように思います。
徐々に数値が戻ってきたので「薬を飲むのをやめてみましょう!」と言われました。
私が薬を飲んだのは全部で8か月です。
多くの人は2年くらいは飲み続けるということなので、やはり私は軽かったのだと思います。
赤い文字で記された血液検査の数値は、1年4か月後に全て正常に戻りました!
そのまた4か月後も正常な数値でした。
きっと「なんかおかしい」と感じてすぐに医者に行き、なおかつすぐに病気を特定できたから軽く済んだのでしょう。
なかなか病気が見つけられず医者を転々とする人もいるようです。
内服薬で効果が見られなかったり副作用が出て薬が続けられない人は手術か放射線治療をするようです。
放射線治療の長所は、薬のような副作用が少ないことです。
短所は18歳以下の人、妊婦さんなどはできません。
手術の長所は再発が少ないことです。
短所は入院しなければならなかったり、傷が残ったりすることです。
どちらも甲状腺機能低下症になることがあります。
バセドウ病の薬の副作用はどんなものか
最初の頃は毎回行くたびに先生に「この薬は副作用が怖いから、熱が出たり喉が痛い時にはすぐに来るように。」と口を酸っぱくして言われました。
季節が冬だったので、風邪と間違えそう…と思いましたが、幸い私はそのような症状は出ませんでした。
これは「無顆粒球症」と言って、白血球の中で細菌感染を防ぐためになくてはならない顆粒球が極端に減少する病気だそうです。
これになると細菌に感染しやすくなり風邪のような症状が出るんだそうです。
話は反れますが、随分前に別の病気で、やはり薬の副作用で白血球が極端に減るということがあり、ひどい時は外出禁止と言われたことがあります。
これは白血球自体が減るので、この細菌感染を防ぐという顆粒球も減るということだったのかなと今になって思いました。
私はこの無顆粒球症は心配なかったのですが、別の副作用で抜け毛がひどくなって困りました。
いたちごっことはわかっていながらも、育毛剤を多用しました。
薬を飲まなくなれば落ち着くということはわかっていたので、それほど深刻にはなりませんでしたが、これも、以前に飲んでいた別の病気の薬の副作用と同じだったので、その時を思い出してしまいました。
また、体のかゆみもありますが、それは病気になった頃からありましたが、人によっては、薬の副作用によりかゆくなる人もいるということです。
私は薬を飲むようになって薬が効いてきた頃から徐々にかゆみも取れてきました。
バセドウ病の数値が安定してきました
1年4か月で数値が戻り、その4か月後の検査でも正常値で、次に半年後に行きましたがその時も数値は正常。
また半年後と言われました。今この段階です。
もう大丈夫そうに思いますが、動悸は薬が効いてきてからも時々あります。
じっとしていても気づくとドクッドクッてなっているときがあるのでこれはどうなのかな?と思いますが自分では判断できません。
私の体調のバロメーターは自転車が普通にこげるかどうか。
こげている間はきっと大丈夫、と思ってます。
もう治ったのではないか…と思う時もありますが、まだ完治とは言わず、この状態は「寛解」というそうです。
先生がOKを出すまではまだ完璧ではないんですね。
バセドウ病で内服薬での治療をしている人は、薬を止めるとまた数値が上がったりして治るまでに長い年月がかかる人が多いということです。
寛解の状態ですが、ひとつ厄介なのが、ちょうど更年期の時期なのでそれと間違いやすいということです。
数値が正常に戻ったのに、まだなんだか疲れやすくって、そのことを先生に言ってみたら年齢が上がってきたせいもありますよと言われ、漢方薬を出されました。
これは更年期障害というやつですよね(^^;
確かにちょうどその年齢辺りにいるので、どちらなのかはっきりわからないんです。
どちらにしても無理はできなくなってきています。
ただ、今は普段通りの生活ができています。
まとめ
まずはほとんどの方が内服薬での治療をするようです。
副作用はありますが、薬を飲むだけなので簡単です。
薬は自己判断でやめたりすると重篤な副作用が起こることもあり危険です。
お医者様の指示を守って服用することが第一です。
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