襖の張り替えは初心者には難しいと思っていましたが、簡単にできるアイロンを使った方法があるので自分でやってみることにしました。
襖紙たった1枚だけなので業者に頼むのもかえって申し訳ないですから、この際自分でやってみましょうか!とその気になったわけです。
ホームセンターに行き必要なものもそろったところで、レッツチャレンジ!!
襖の張り替え初心者がまずやること
初心者に限ったことではありませんが、何事も準備が大切です。
やり始めてから、道具を探したり、場所を広げたり…と手際が悪いというのは、結構失敗につながりかねないことです。
時間もロスしますしね。
特に初心者は手順などもうろ覚えだったり、何事も初めてなので慣れないことも出てきたりしますので、きちんと準備万端で臨むべきだと思います。
必要なものをまずは近くに全部用意しました。
1番重要な襖紙、
そして道具は、アイロン、マスキングテープ、ステンレスの定規、はさみ、カッター。
これだけです。
アイロンは使えるように準備しておきます。(使うまで時間がかかるので使う間際に電源を入れます)
次に場所です。
襖を床に置いて、その周りを動けるように1周ぐるっと作業スペースを確保してから始めます。
置く面も平らな安定したところにします。
準備ができたら始めます。
襖の張り替え、アイロンで貼るタイプの手順
1.引き手を外します
釘が無いタイプの引き手で、外れかかっていたので簡単に取れました。
本来は釘があるようで、それを鋲抜きで外します。
2.マスキングテープを貼ります
枠1周マスキングテープを貼ります。
気を付けることは、枠の表面だけでなく、内側の立ち上がりの部分から貼ります。
アイロンで接着した時に枠の内側に貼り付いてしまわないようにするためです。
3.アイロンの準備をします
高温にセットします。
コードレスのアイロンなので、少しやったら充電して、また少しやったら充電して…、というようにこまめに充電し、いつも熱くなっている状態にします。
スチームでもドライでも貼れるタイプの襖紙なのでドライでやってみます。
4.襖紙をアイロンで貼り付けます
襖の上に襖紙を置いてみます。模様がないので置き方に特に気を付けなくても大丈夫です。
真ん中から貼っていきます。
短い方の中心辺りを横断します。
次に縦方向の真ん中を中心から枠に向かって進みます。
中心から反対の枠に向かっても進みます。
10秒くらいかけてアイロンを進ませます。途中戻るとシワになるので突き進みます。
少しやったらアイロンを充電します。
これで十字に貼り付きました。
次に十字に分けた1区画を中心から枠へ向かって平行に何度か滑らせます。
区画が終わるごとに充電します。
隅の方へ進んでいくと襖紙がよれるような気がして心配になりますが、落ち着いて外へ向かって空気を押すように進めていきます。
全部終わったら、全体に付いてないところがないかどうか確認します。
あればもう一度アイロンで押さえます。
5.角の処理をします
角はしっかりアイロンで押さえたいので、隅っこのところの襖紙を折って、はさみで角まで切り込みを入れます。
定規やアイロンでしっかり押さえます。
しっかり押さえはするけれど、強く上から押さないことです。
6.カットします
定規を当ててカッターでカットします。
下の紙まで切らないように気を付けますが、心配し過ぎてカッターを軽く入れるだけだと、きちんと切れていないことがあり、剥がす時に破きかねないので加減してカッターを入れます。
また、切った面がガタガタにならないように、カッターの刃は折って新しくしておいた方がいいです。
7.マスキングテープをはがします
最後にマスキングテープをはがします。
8.引き手を取り付けます
触って引き手の部分を確認したら、切り込みを入れ、引き手をはめ込みます。
本来は釘があるのでその場合は釘を留めます。
9.完成です!
最後に、全体を見て、ふくらんだところがあれば再度アイロンで押さえます。
これで完成です。
以前、ウサギに襖紙を破られて下部4分の1を剥がしてリメイクシートを貼っていましたが、その部分は襖紙より薄かったため、触ると骨組みの木が少しわかります。
見た目にはそんなにわからないけれど、リメイクシートの部分は襖紙が付かないところがあり、アイロンで押さえても直りませんでした。
まとめ
やってみたら全然難しくありませんでした。初めてでもなんとか成功しましたよ!
アイロンで貼るタイプの襖は初心者さんでも何も難しいことなく自分で貼れます。
やり直したいなと思って剥がす時は、貼る時同様、アイロンで熱を加えてゆっくりはがします。
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